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読む 知る 話す ほんとうにあった食べものと命のお話 よみもの 国語 単行本一覧

読む 知る 話す ほんとうにあった食べものと命のお話

発行  講談社

発行日 2015年5月21日

食べものにまつわる本当にあったお話を十話収録。

葛藤しながらも食肉加工センターの仕事を続けている坂本さん、3・11の震災のあと被災地で100回以上も炊きだしを行ったイスラム教徒たち、世界の発酵食品を探して自然から引き出してきた人間の知恵を浮かび上がらせていく大学教授の冒険のほか、身近な食材から、プロフェッショナルな仕事、世界の食糧事情、人と自然との関係まで、子どもが食べものについて幅広く考えられる内容になっています。

食べものは人が生きていくうえで欠かせないものです。けれども、「いただきます」と感謝の言葉で食事を始めるように、肉や魚、米、野菜などの食べものは、もともとはみな生きていたものです。食べものについて考えることは、すなわち命ついて考えを深めることでもあります。そのため、食のために力を尽くす人たちのほんとうにあったお話は、心の栄養になり、生命の営みについて深く考えさせてくれます。

変わりゆく時代に、“食”を通して生きる原点を見つめる1冊です。

* 収録作品
■ いのちをいただく
  牛のみいちゃんがお肉になる日

■ はなちゃんのみそしる
  食べることは生きること

■ サムライブルーの料理人
  サッカーワールドカップ南アフリカ大会にいどむ!

■ マラウイに給食センターをつくろう!
  少女のブログが世界を動かす

■ 被災地のカレー
  イスラム教徒たちがつづけた温かいたきだし

■「弁当の日」のまほう
  こんだて作りから自分で考えてみよう

■ おなかの中から人びとを健康に
  乳酸菌 シロタ株から「ヤクルト」たんじょう

■ くさいはうまい
  発酵学者・小泉武夫のぼうけん旅行

■ コシヒカリたんじょう物語
  日本一のお米にこめられた人びとの思い

■ 森は海の恋人
  漁師さんたちが始めた木を植える運動 

*「ほんとうにあったお話」シリーズ
 『1年生』(2012年10月刊)
 『2年生』(2012年10月刊)
 『3年生』(2012年12月刊)
 『4年生』(2012年12月刊)
 『5年生』(2013年2月刊)
 『6年生』(2013年2月刊)

定価:920円(税別)

対象

小学校中級から

ページ数

160ページ

4色×1色

判型

A5判

監修:
笠原良郎(全国学校図書館協議会顧問)
浅川陽子(元お茶の水女子大学附属小学校主幹教諭/現江戸川大学)
装丁デザイン:鈴木大輔 江﨑輝海
      (ソウルデザイン)
イラスト:田中六大 宮野聡子 藤原ヒロコ
     友田厚子 黒須高嶺 宮尾和孝 
     光安知子 早川純子 高橋克也 
     杉原知子 おぜきせつこ 白井美奈子